介護保険は、介護を必要としている高齢者にかかる様々な金銭的負担を、
社会全体で支援することを目的とした保険です。
民間の保険ももちろんありますが、
一般的には公的な保険制度のことを指します。
この保険は、40歳を超えた人に加入義務があります。
日本でこの保険が出来たのは平成12年のことであり、まだ出来て間もない保険制度です。
時代ごとの介護現場の状況に適応させるため、5年ごとに制度の見直しがされており、
保険料などについても3年ごとに見直しがされています。
昨今の急激な高齢化により、介護サービスを受けられる時間の減少や、
保険制度の利用者の費用負担が増加傾向にあり、
今後の保険制度のあり方について真剣に検討する必要があります。
また、外国にも高齢化が進んでいる国を中心に同様の保険制度があります。
高齢化が進むドイツでは、1995年にこの保険制度が施行されており、
自宅で介護を行う家族に対して補助金が給付される点が特徴です。
